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今回は、現在採用募集中*1のアニメ制作に携わる社員のインタビューをお届けします。専門学校などを経ずにいきなりアニメ業界に飛び込んだ大島。原作を持つウェイブならではの「メーカーの目線」について聞きました。
大島 拓也
2018年11月入社。アニメーション部所属。入社後、アニメ制作経験者としてウェイブの多くの作品に携わる。
思い切って飛び込んだアニメ業界
ー前職ではアニメ制作会社で働いていたと聞きました。どうしてアニメ制作会社に就職されたんですか?
そうです。アニメ制作会社で制作進行として働いていました。
もともとアニメ制作会社に行きたいと思っていたわけじゃなくて、大学では電気関係を専攻していました。ところが勉強しているうちになんかやりたいことと違うなと思うようになったんです。それで思い切って大学を辞めてしまいました。
中退したのはいいけれど、なんにもしないのはよくない、なにかやらなきゃなと考えた時に大学で好きになったアニメを仕事にしたいと思ったんです。
未経験で知識もない状態での就職は、結構きついって情報もあったんですけど、アニメは好きだし苦労してもやりがいはあるはず。そう思って業界に飛び込みました。
ーウェイブへは、どうして入社されたんですか?
現アニメーション部マネージャーの大崎からお声がけいただいたのがきっかけです。
実は大崎は前職での僕の上司にあたる人間でして、ご自身が転職する時に僕もウェイブに誘ってくれたんです。当時は、アニメ制作事業を立ち上げたばかりで、2、3人しか部員もいませんでした。そんな人員不足の中ですから一緒に仕事したことがあって気心の知れた僕と働きたいと思ってくださったんだと思います。
大崎からいろいろ話を聞いて、最終的にウェイブの待遇面や会社の基盤などを総合的に勘案して転職を決めました。
ー現在はどんなお仕事を担当されていますか?
直近はアニメ化が予定されている作品の「アシスタントプロデューサー」を担当しています。アシスタントプロデューサーというのは作品の管理担当者です。予算・スケジュールを作成したり、監督、シリーズ構成、キャラクターデザイナーといったメインスタッフを決めたりするお仕事ですね。
ウェイブで感じた「メーカー目線」
ーウェイブに入社してみて前職のアニメ制作環境との違いはありましたか?
一番違うのは目線ですね。
前職はアニメーション制作会社ですが、原作はもっていません。ウェイブは原作を持つメーカー。なのでメーカーとして意見を言わなきゃいけない。これは大きな違いでした。前職だと「ここどうしましょうか?」とメーカーに聞けば答えがわかりました。今は判断をする側です。この絵柄はこうしよう。ここはこうしたいとかプランをつくらなきゃいけない。
以前、女性向け作品の仕事をある会社にお願いしたことがありました。そしたら男性向けに受けそうなプランを提案してくれたんです。当然、女性に受けるように絵や構図を修正してもらったんですけど、前職ではそういうニーズやターゲットに合わせた目線を持つ必要がなかったので、とてもいい経験になりましたね。
ー作品ごとの戦略を考えるようになったということですね。
そうですね。メーカー側の目線を意識するようになってからは、成果物のチェックも細かくなったように思います。納期のある仕事なので、最初に初稿をもらった時点で修正点をみつけないと、後から直せないことも多いんです。高いクオリティのものを期限内に完成させる。メーカー側になって、責任感が増したように思います。
アニメーション部の目標
ーアニメーション部は今、どんなことに取り組んでいますか?
安定した制作環境を整えるために協力会社様の開拓に注力しています。
ウェイブでは年間で自社作品を6タイトル制作しています。この作品数に対して発注できる協力会社様が不足しているのが現状なんです。
今、部内のメンバーで営業表を作っていろんな会社様にお願いしています。協力会社様を増やして、安定して作品を作り続けたい。環境が整ったら年間の制作タイトル数もまだまだ増やしていきたい。それが今後の目標です。
ー最後に大島さんの目標を教えてください。
実は今担当している「アシスタントプロデューサー」は初めて担当する仕事なんです。なので、まずはこの担当作品を成功させるのが目標ですね。
そのためにとくに気を付けているのがスケジュール管理。一つの作業が遅れてしまうと納期そのものに影響がでてしまうので、前提としてしっかりスケジュールを守ってもらう。その上で遅れた場合もリカバリーが効く。そうなるよう体制作りから気を付けて制作に取り組んでいます。
この作品を成功させてアニメ制作の人間としてもう一歩成長できたら最高ですね。
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*1:2021年10月現在