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今回は、現在*1採用募集中のコミック編集に携わる社員のインタビューをお届けします。
大手企業で資材調達などを行っていた佐々木。自分の大好きなエンターテインメントに関わりたいと考え、未経験ながらコミック編集職としてウェイブに転職します。現在は、編集チームのマネージャーとして活躍する佐々木に編集のやりがいや必要なマインドなどを聞きました。
佐々木 壮也
2015年9月入社。編集部 マネージャー。未経験ながら編集職として入社。現在はマネジャー職としてメンバーをマネジメントする傍ら、編集者として作品制作も行っている。
転職の動機は「楽しい仕事がしたい」
ー前職ではどんなお仕事をされていましたか?
複合機などを製造する大手企業で資材調達の仕事を行っていました。製品を製造する際に必要な、原材料やネジなどの資材価格を取引先と交渉、調達する仕事です。
ーなぜ転職したのですか?
前職もやりがいはある仕事だったんですけど、エンタメがやりたくて転職することにしました。
動機は本当特殊なんですけど、友人と家で飲み会をしたんです。それがすごい楽しくて笑。終わって片づけてるときに「よし転職しよう。」って思ったんです。楽しいことを体験すると「もっと楽しいことやりたい」ってなるじゃないですか。それで大好きなエンタメに関わって仕事も楽しみたいって思ったんですよね。
ーウェイブの編集職を選んだ理由はなんですか?
当時は、ゲーム会社とか幅広くエンタメ業界を見ていました。その中でウェイブが未経験の編集を募集しているのが目に止まりました。未経験で編集を募集しているのが珍しかったんです。編集職としてマンガに関わる。楽しそうだなと思って入社することにしました。
編集職は「作家さんとの共同制作」
ー編集職について詳しく教えてください。
担当している作家さんと一つの作品を作り上げる仕事です。
当社の場合、作品作りは、編集が原案を作るところから始まります。原案は簡単な作品の設計図といったイメージです。作家さんにお見せしてご了承いただければ、そこに独自のアイデアを加えてもらって作品にしていくというのが一般的な流れです。
この時重要なのがあくまで編集は黒子ということです。僕が好きだからこれ書いてくださいとは言いません。主役である作家さんの持ち味や絵柄、こういう話が上手といった特性を引き出した上で制作する。この共同制作が編集の仕事だと思っています。
ーどんなところにやりがいを感じますか
作家さんと一緒にヒットする作品を作れたときはやりがいを感じますね。
おもしろいものを作るっていうのも大前提なんですが、こうすればヒットするだろうって仕込みを結構してるんです。それは企画もそうだし、キャラクターもそうだし、広告もそうです。そういうものがカチッとはまってヒットした時にはやりがいを感じますね。
ー他社の編集職との違いはありますか?
担当するジャンルが多いのはめずらしいんじゃないかと思います。
想像ですけど、他社さんだとジャンルごとに編集チームが分かれていると思います。当社ではそういったジャンルごとの分けはなくて、少年、少女、青年向け、女性向けなどなど、1人で幅広く担当します。
一つのジャンルにとらわれずにいろんな作品に携われるというのは当社の特徴だと思いますね。
今やってほしいのは「経験のストックを増やすこと」
ー入社される前にした方が良いことはありますか?
やっぱりマンガはいっぱい読んでほしいんですが、プラスして今しかやれないことをやってほしい。
マンガ編集を仕事にすると、それ以外の立場が経験しづらくなります。編集者がでてくるマンガばかり作るならそれでもいいんです。だけどオフィスものなら違う職種の会社で働く話になりますし、学生ものなら学生時代の話になります。その際に、いろいろな経験が役に立ちます。特に感情のリアリティです。「楽しい」「好きだな」とか「むかつく」「嫌だな」とか感情の動きがあると思うんですけど、それってその時しかきっとわからないものになるんですね。ものすごく破天荒なことして欲しいわけではなくて、日常でも非日常でも話のタネになるような経験をしていろんな想いをストックしておくと良いと思います。
ー活躍するためにはどんなマインドが必要だと思いますか?
吸収する柔軟性があると活躍できると思います。
うちはいろんなジャンルをやるので普段読まないようなジャンルを担当することもあります。そういったジャンルだとしても読者さんが楽しむポイントを想像することはできるんですよね。ヒットした作品を読めば「こういうところがユーザーに刺さるんだ」と発見することはできるんです。読まないようなジャンルを見るっていう機会はなかなかないと思うんですけど、それを楽しんで取り入れるところは取り入れていく。そういうマインドがあると活躍できると思いますね。
また良い作品を作るために先輩や上司からのフィードバックをもらう機会があります。場合によっては、別々の人から真逆のこと言われることもあるんですよね。別に混乱させようとしているわけじゃなくて、それぞれ別の視点から話をしてくれてるんです。そのあたりの本質をかみ砕いて吸収できると一層活躍できると思います。
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*1:2022年1月