英語圏向けアニメサブスク『OceanVeil』、誕生秘話とこれから。

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今回は、2025年3月から提供が始まった海外(英語圏)向けアニメサブスクリプションサービス『OceanVeil(オーシャンヴェール)』について、OceanVeilグループリーダーに話を聞きました。

Profile-----

Mana Jade-Cassandra(マナ ジャッド=カサンドラ)

2020年5月入社。タヒチ出身。フランス語圏向けのサブスクサービスのグループリーダーを経て、OceanVeilグループのリーダーに。

『OceanVeil』について教えてください。

『OceanVeil』は、2025年3月11日にリリースされた、英語圏向けのアニメサブスクリプションサービスです。
 ユーザーは月額料金を支払うことで、カタログに掲載されているすべてのアニメ作品を見放題で楽しむことができます!
現在は英語圏ユーザーを主なターゲットとしていますが、世界中からアクセス可能です。
 世界中のアニメファンに向けて、「好きなときに、好きなだけ」楽しめる新たな場を提供しています。

なぜ『OceanVeil』を始めることになったのですか?

もともと、私たちは英語圏向けに「Coolmic」というサービスを運営しており、その中で配信していたアニメ作品が非常に好評でした。
これを受けて、「もっとダイレクトに、ユーザーに寄り添った形でアニメを届けたい」という思いが強まりました。

アニメファンの期待に応えられるサービスを――。
そんな思いで、OceanVeilの立ち上げを決意しました。

苦労された点などはありますか?

一番の壁は、やはり「コンテンツ調達」でした。

人気のアニメ作品は、既に競合他社が独占的にライセンスを保有していることが多く、新たに参入するのは簡単なことではありません。
特に、契約期間中は新たなライセンス取得が難しく、なかなか隙間が見つからない状況が続きました。

しかし、チームメンバー、そしてヘルプに入ってくれた他部署の仲間たちの粘り強い努力のおかげで、少しずつ突破口を開くことができたと感じています。
本当に感謝しかありません!

リリースから1か月が経ちました。振り返っていかがですか?

大きなトラブルもなく、スムーズにリリースできたのは、何よりもチームの力のおかげだと思っています。

リリースは「スタートライン」であり、本番はそこから。
実際に運用が始まってからも、様々な対応に追われましたが、スピード感を持って、チーム一丸となって乗り越えられたと実感しています。

あの濃密な1か月間は、間違いなくチームとしての力をさらに高めてくれたと思っています。

ユーザー様からの反響はいかがですか?

予想以上に良い反響をいただいています!正直、ここまでとは思っていませんでした(笑)
運営しているDiscordコミュニティでも、たくさんのフィードバックが寄せられており、
「こんな作品が見たい!」「こうしてほしい!」といった要望もリアルタイムで受け取っています。

期待してくれている熱量をすごく感じますし、それが今の私たちのモチベーションにもなっています!

今、取り組まれていることはありますか?

現在、クレジットカード決済代行会社の導入を最優先で進めています。

ここ最近、成人向けコンテンツに関する規制が世界的に厳しくなってきた影響で、対応可能な決済会社を見つけるのが非常に難しくなっています。
何社も調査・交渉を重ねた結果、ようやく希望が見えるパートナー候補と出会うことができました。

この課題をクリアすることで、より安心・安全にユーザーが決済できる環境を整えたいと思っています!

これからの目標や施策を教えてください。

サブスクリプション型サービスにとって、コンテンツの充実は命だと考えています。

今後は、コンテンツの「量」を増やすだけでなく、「バージョンの多様化」にも力を入れていく予定です。
例えば、英語吹き替え版の同時配信(サイマル配信)を進めたり、リアルタイムで視聴できる仕組みをさらに強化していきます。

ユーザーが満足できる体験を、もっと早く、もっと深く届けられるよう、製作・調達フローの磨き込みにも取り組んでいます!

今後、『OceanVeil』をどうしていきたいですか?

目指しているのは、「OceanVeilだからこそ楽しめるコンテンツ」があると感じてもらえるサービスです。
ちょっと“アチチ”な作品や、ニッチだけれど他ではなかなか見られないような作品だったり。そんな個性的なタイトルを取り揃えて、「OceanVeilならでは」の体験を提供していきたいと考えています。

世界中のアニメファンにとって、心から楽しめる「特別な場所」になれるよう、これからもチャレンジを続けていきます!