
ウェイブの知りたいが集まるブログ。
ウェイブは”メンバーが65才まで成長し続ける”という企業理念を掲げている会社であり、メンバーの知識習得や成長につながる取り組みを積極的に支援しています。
今回はこの支援の一環として先日社内開発グループメンバー2人が参加したAWS SummitとAWS Jump Startのイベントのレポートをお伝えします!
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AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスであり、世界中の企業や個人に利用されています。
AWSは、サーバーやストレージ、データベース、ネットワーキング、セキュリティ、人工知能(AI)、機械学習(ML)など、200以上のクラウドサービスを提供しており、柔軟かつスケーラブルなITインフラを速やかに構築することが可能です。
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AWS Summitに参加してみて
参加の動機

ITソリューション部社内開発グループの福と申します。
主に社内システムの開発、保守運用をしております。
入社してまだ半年ですが、今回はAWS Summitに参加した経験についてお話しさせていただきます。
私の趣味は散歩とサウナですが夏はどちらも暑すぎて引きこもってます。
写真はタイ旅行時のものです。
今回、私がAWS Summitに参加した理由ですが至極単純。
「AWSに興味があったから」です。単純ですね。
今までも、入社半年足らずで様々な研修を受けさせてもらったり、座学、ハンズオン学習の機会を与えてもらいました。おかげで全く知らなかったRuby onRailsも多少の保守ができる程度には成長しています!
ウェイブでは提供しているサービスのサーバや、社内システムの一部をAWSで構築しています。
日頃からAWSという言葉を耳にする機会は多く、ちょこちょこ触る機会もあったのですが、ウェイブ外でどう使われているのか?どんなことができるのか?もっと深く知りたいという思いがありました。
そんな中、上司から「AWS Summitが開催されるから行ってみない?」と声をかけていただき、二つ返事で参加を決めました。
AWS Summitとは?
AWS Summitとは、AWS Japanが主催する大規模な展示会です。
AWS公式のブースはもちろん、多数の企業ブースが出展し、さらにAWSを導入している企業による100近い講演が2日間にわたって繰り広げられます。最新の技術トレンドや導入事例を一度に知ることができるイベントです。
AWS Summitで感じたこと
- 会場の雰囲気
会場に入ってまず驚いたのは、その活気です。ブースの数も来場者も非常に多く、会場全体が熱気に包まれていました。
メインステージはまるで大きなフェス会場のような雰囲気で、これだけ大規模なイベントを開催するには相当な費用がかかっているのだろうな、と圧倒されました。

- ブース展示
AWS公式のブースでは、AWSの様々な使い方や具体的な活用例が展示されていました。
特に印象的だったのは、AI を全面的に推し出していたことです。
現在の技術トレンドとしてAIが注目されているのはもちろんですが、AWSが提供するAIサービスがいかに多岐にわたり、様々な形で活用されているかを実感しました。

- 中でも面白かったもの
AIメイクさんというサービスに驚きました!
AIにチャットでこんなメイクにしてとお願いしたらその通りのメイクをしてくれるサービスなのですが、アーキテクチャを見てみるとほとんどがAWSLambdaで実装されていて、ほぼサーバレスでした。
ちょっとしたアプリを作成するのであれば、もうサーバを借りるとかもないんですね。クラウドの時代だな~と思いました。


業務に活かせるヒント
今回のAWS Summitで得た情報の中で、特に業務に活かせそうだと思った点が2つあります。
① RAG(Retrieval Augmented Generation)構築ノウハウ

1つ目は、トヨタ自動車様によるAWSとAIを組み合わせた RAG(Retrieval Augmented Generation) の構築事例に関する講演です。
RAGとは、生成AIに外部の知識を付与して回答の精度を高める技術です。
ウェイブにも、これまでに蓄積されたドメイン知識が膨大に存在します。
しかし、新しいメンバーが入社した際や、新しいプロジェクトに参画した際など、必要な情報にたどり着くまでに苦労することが少なくありません。
トヨタ自動車様の講演では、RAGのアーキテクチャ図が示され、なぜそのアーキテクチャを選んだのか、その理由まで丁寧に説明されていました。特にアクセス権限周りの話とコストの話が興味深かったです。
私もRAGを構築し、社内の情報に誰もがアクセスしやすい環境を作りたいという思いを持っていたので、具体的に考えるよい機会になりました。
RAG作ってみようと思います!
② 業務統合のやり方

2つ目は、LIXIL様による業務統合に関する講演です。
LIXIL様は複数の会社が合併してできた企業であり、合併前の各社が持っていた業務フローがそれぞれ引き継がれている状況でした。それを統一するためITを導入する前に、業務内容自体に変革を与えることが重要であると述べられていて、これは印象的でした。
ITの部署だからと言ってITを与えるのが目的になってはいけない。あくまでITは手段である。これを忘れてはならないと思っています。
ウェイブでも長年の運用の中で部署ごとに独自の業務フローが「ガラパゴス化」している部分があります。LIXIL様の事例は、そのような状況をまとめる上で非常に参考になると感じました。
AWSがどのようにその変革に関わったのかも示されており、今後の業務改善のヒントを得ることができました。
まとめ
今回のAWS Summitは、最新の技術トレンドに触れるだけでなく、具体的な導入事例から多くの学びを得られる貴重な機会でした。
特にRAGと業務統合に関する講演は、日々の業務における課題解決に直結する内容で、今後の取り組みに活かしていきたいと考えています!
AWSJumpStartに参加してみて
自己紹介
はじめまして!ITソリューション部社内開発Gの塚本です!


エンジニア歴は5年目で、ウェイブは2社目です。
ウェイブに入社してからは、社内システムの運用・保守をしています。
今回、上長から「いい機会だから、行ってみない?」という推薦もあり、6月に開催された「AWS JumpStart」に参加してきました!
個人的にもクラウドの知識が必要だと感じていたので、これはチャンス!と思い参加しました。
エンジニア向けに、より詳細バージョンのブログもあるので、興味がある方はこちらもあわせて読んでいただけると嬉しいです!
参加した理由
私がAWS JumpStartに参加した理由は、大きく分けて2つあります。
- オンプレ環境で、稼働しているWebアプリをクラウドへ移行するPJが進行中のため、クラウドの知識が必要だと感じたためです。
- 私自身のキャリアを見直した際に、開発経験だけでなく、インフラ周りのキャリアも継んでいきたいと思ったためです。
インフラ周りの知識を身につけることで、より幅広い視点でシステム全体を捉え、将来的にフルスタックエンジニアとして貢献したいという思いがあります。
研修の概要:AWS JumpStartとは?
AWS JumpStartは、AWSのサービスを初めて学ぶ方や、基本的な知識を体系的に習得したい方を対象とした実践的な研修プログラムです。
座学だけでなく、実際にAWS環境を操作するハンズオン演習が豊富に用意されており、短期間でAWSの基礎から応用までを習得できるのが特徴です。
学んだこと
今回の研修で学んだことは、AWSのサービスの種類の豊富さと、それらを組み合わせることで実現できることの多様性です。
これまで漠然と「クラウド」と捉えていたものが、EC2(仮想サーバー)、S3(ストレージ)、RDS(データベース)など、具体的なサービスとして頭に入ってきました。
各AWSサービスの理解度が飛躍的に深まり、その種類の多さと、それらを組み合わせる面白さを楽しく吸収できました。
特に面白かった部分
ハンズオンの研修では、3名の方と実際にAWSを触り、互いに助言しあうことで理解を深めることが出来、面白かったです。
アーキテクチャ検討の研修では、課題(要件)をどのような設計で解決すればよいか考えることが、普段の業務ではあまりないため、刺激的で面白かったです。

今後に活かしたいこと
- オンプレからクラウド移行
ウェイブはオンプレミス環境で稼働しているWebアプリのクラウド移行のPJが進行しています。そのため、まずは、作成されたアーキテクチャ図を理解するとともに、研修で得た経験を活かし、改善点の提案を実施していきたいと思っています。 - 新規システムの開発
今後、AWSを活用した新規システムの開発を進める際には、アーキテクチャ設計から携わり、コスト効率と柔軟性の高いシステム構築に貢献したいと思っています。
まとめ
今回のAWS JumpStartは、私にとってAWSの知識を深めることができ、技術者としての新たな可能性を見出す非常に貴重な経験となりました。
しかしながら、今回でAWSの基礎を学ぶことはできましたが、まだまだ知らないサービスや、より実践的な活用方法は多く存在すると思います。
今後は、個人での開発・検証や、AWSの体系的な知識の習得などを通して、学んだ知識を定着させること、そして実際に業務でAWSを活用する経験を積んでいきたいです。
この学びと得られた「気づき」を業務に活かし、ITソリューション部の一員として、これからも頑張ります。
あとがき
今回得た知見を単なる経験で終わらせることなく、日々の業務に活かし、具体的な成果へと繋げていくことが大切だと思っています。
AWS Summitで得たRAGの知識を社内情報のアクセス性向上に役立てたり、AWS JumpStartで習得したクラウドの知識をオンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトや新規システム開発に活かしたりと今後も様々なことを学んで、活かしていこうと思っています!
いかがだったでしょうか。
このように外部研修への参加などを通して最新技術を学び、スキルアップすることで、日々の業務に生かしていくことができます。
「自身も成長しながらエンジニアとして活躍したい方」「ウェイブで働いてみたい!」という方は、ぜひご応募お待ちしております!
職種の求人はこちらからご確認ください。
https://hrmos.co/pages/wwwave/jobs

