ウェイブハッカソン2022 当日レポート

2022年12月12日(月)ウェイブエンジニアによるハッカソンが開催されました。

2021年から開始されたウェイブハッカソン。2回目となる今回は、20名のエンジニアが参加しました。昨年は1日のみだったハッカソンですが、今年は2日間にパワーアップ。企画から開発まで、議論できる環境整備が行われました。

プロローグ

 会場は昨年に続き池袋のレンタルスペース。前日より気温が5℃も下がり、寒空の下の集合となりました。ウェイブは服装も髪型(髪色)も自由な会社。次々と集合してくるメンバーは、おとなしそうなメンバーから髪色が真っ赤なメンバーまで多様です。遠巻きに見たら「なんの集まり?」と思われること請け合いでしょう。

9時30分ころ、4階にある会場へと歩を進めました。レンタルスペースはリシン仕上げといわれるザラザラした外壁を持つ建物の4階にあります。1960-1980年代に流行った外壁。時代を感じさせる建物です。部屋に入ると中は北欧スタイルにリノベーションされていました。レンガ風のデザイン壁と型落ちした業務用の巨大エアコンが共存する、日本ならではの空間がそこにはありました。

参加者は、部屋に入るなりコンセントとWi-fiを探索。まずは、環境を整えようという光景は、昨年来の風物詩です。「いよいよ今年もハッカソンが始まるんだなぁ」と感慨に浸ってしまいました。

ハッカソンの目的・テーマを発表

開始にあたり、幹事より目的『「エンジニアリング」を楽しむ!』、テーマ『MATSURI』がそれぞれ発表されました。「楽しむ」というのは、ウェイブのコア概念である「FUN」とも通じていて当社らしいですね。「楽しい職場」を人間関係だけなく、仕事の純粋な面白さに置いていたところも共感しました。

目的・テーマに続き「お題」も発表となりました。このお題に沿って開発するのがハッカソンですが、今回は時間内に企画から行うということで、この場で初お披露目となったようです。

ちなみにお題は「社内コミュニケーションの促進」から17個が提示されました。この中から一つを選んで開発していきます。

企画の検討

全4チームに分かれていよいよスタートしました。

Aチームは、社内コミュニケーションを促進できるツールをとにかく頭出し。全メンバーで投票を行い、作るものを決めようという方針です。

「とりあえず、内容に興味が沸いたものを話してみて、これだというものを深堀しましょう。」

一方Bチームは、メンバーが事前にやってみたいというものをお題に合わせて調整するやり方をとりました。

「元々、ハッカソンでやってみたいと思っていたものがあったので、それを深堀りしてお題とすり合わせて行こうと思います。」

Cチームは、メンバーが考える「楽しい」を実現するためには何が必要かという視点から検討を開始しました。

「もっと楽しくの裏には、何か課題があって楽しくないがあるはず。それを解決するツールを模索しよう。」

Dチームは、せっかくなら使ってもらえるものを作りたいと既存の後継となるサービスを考えていました。

「社内SNSとして使用している外部サービスが終了してしまう。その後、利用できるものを作ろう。ついでに外部サービスの欠点を克服しよう!」

各チーム、お昼休憩に入る前に方向性を定め、午後を迎えます。

実現するツールの概要が決定

議論の末、Aチームは「社内版Twitter」を開発することにしました。

「Twitterのように”いいね”や”フォロー”ができる機能をもつサービスを作りたいと思います。プラスアルファで、GOOD JOB!フォームなどの社内サービスと連携できるようにします。」

リーダーの岡本は、海外向け電子コミック配信サービス「Coolmic」のエンジニアです。業務でも使うことが多い「Ruby on Rails」を利用して実現を目指します。

Bチームは、「GOOD JOB!フォーム拡張機能」に挑むようです。

「GOOD JOB!フォームはメンバーが相互に称えあうことを目的に作られた内製のツールですが、まだまだ楽しくできる余地があると思っています。例えば、ログを分析して急上昇ワードがわかったりしたらおもしろいですよね。

元々はメンバーの一人が”こうなったらいいよね”と考えていたものですが、新しいものを作るより既存の課題を解決したほうが効果的と考えて取り組むことにしました。」

こう話す秋山は、入社後すぐに2021年のハッカソンを経験。昨年は右も左もわからない中での参加でしたが、今年は周りの意見も聞きながら良いと思えるものを模索している様子でした。

Cチームは「お誘いステータス付き自己紹介ツール」の開発を目指していました。

「当社には、自己紹介を共有する文化がありますが、それを発展させたツールを開発します。単に自己紹介ではなく”お誘いステータス”という機能を持たせます。例えば”飲み会ウェルカム”とか”部活制度に誘ってほしい”などです。ツール上からそのまま”お誘い”でき、コミュニケーションにつなげるイメージを持っています。」

話してくれた安齊は、今年の7月に中途入社。入社した社員がいち早く溶け込むためには、どういったツールがいいか考えを巡らせていました。

Dチームも似たような課題にたどりつき「新たな自己紹介ツール」の開発に取り組むことにしました。

「自己紹介は、一度書いたら更新しないのが常だと思います。いざ見ようと思ったときに数年前の情報のままだと活用が難しいですよね。そこを解決するために定期的に質問を投げかけ、アップデートされる自己紹介を作ります。情報はタイムラインでも表示して、毎日見れる楽しいツールにしたいと思います。

技術としては、業務でも使うNuxt.jsとFirebaseに加え、デプロイにはVercelも使う予定です。Vercelは、業務で使うことはありませんが、個人的に使ってみたことがあって、他のチームとの差別化という意味でも使用してみることにしました。」

チームリーダーの石川は、新入社員でウェイブに入社。今後は新サービスの開発を任される予定の活躍が著しいメンバーの一人です。ハッカソンでも個人で学んだことを活かして挑戦を続けていました。

エピローグ

まもなく、ウェイブハッカソン2022の1日目が終わろうとしています。

今年度は企画からハッカソンを見ることができました。各チームそれぞれのアプローチから企画を練っていましたが、開発するツールは似ていたりもします。

しかし、企画の経緯を聞くと欲求や大事にしたい部分はそれぞれ違う。そういった差異がどのように成果物に現れてくるのか、今から発表が楽しみです。

 

※本記事は、ウェイブエンジニアブログから転載されました。 

 

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