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現在、AI(人工知能)の開発によって、人の手で描かなくてもAIがイラストを制作してくれる画像生成AIが大きく成長しています。
そんな中、ウェイブでは手描きのデジタルイラストの価値に再注目し、手描きの作品のみが掲載可能なデジタルイラスト投稿サービス『はんどろ』を開始しました。
今回はこの新サービス『はんどろ』についてお話します。
サービス誕生の経緯
「AI絵師」という言葉がSNS流行語大賞2022にノミネートされるほど「画像生成AI」が注目されている昨今。
実は2022年は「画像生成AI元年」とも言われており、「画像生成AI」技術とそのサービスに関心が集まっています。
そんな画像生成AIが進化する中、イラストレーターが抱く「AIイラストに対しての不安」を少しでも払拭したいと決意。イラストレーターにとっての”対AIイラスト”サービスになりたいという思いから2023年2月9日(木)よりサービスをスタートしました。
「手描きのデジタルイラスト(※1)」の価値に再注目し、価値の確立を目指しています。
(※1)「AIによる自動生成が、イラストの全て又は大部分を占めていないもの」と定義しています。
『はんどろ』だからこそ
『はんどろ』は、手描きの作品のみが掲載可能なデジタルイラスト投稿サービスです。
マウスやペンタブなどでイラストを制作し、投稿いただけます。
既存画像のアップロードやペーストができず、『はんどろ』制作ツールから投稿する仕様で、
イラストの制作方法を限定することで「手描き作品のみが投稿される」サービスとなっています。
イラストコンテスト
デジタル×手描きをコンセプトとしている『はんどろ』をイメージして、自由にイラストを制作、
気軽に参加可能なイラストコンテストを2023年2月22日(水)~2023年3月7日(火)にて実施しました。
初のイラスコンテスト開催にも関わらず、なんと50作品以上のイラストが集結。
Web投票を行い、1位~7位に選ばれた方々には総額20万円を贈呈しました。
▼コンテスト結果発表ページ
結果発表 | 「はんどろ」デジタル×手描きイラコンっ!vol.1
挑戦し続ける
今後、AIを活用したイラスト制作技術の発展により「デジタルイラスト」は、整ったイラストという価値に加え、「人が描いた」という付加価値がつけられるであろう、と予測しています。
しかしその付加価値を成立させるためには、「人が描いた」ことを証明する必要があります。
そこで、ぜひ「手描きのデジタルイラスト」のみが存在するサービス、『はんどろ』をご活用いただきたく存じます。本サービスで「手描きのデジタルイラスト」の価値を確立することができれば、今後AIイラストと上手く棲み分けができるだけでなく、将来デジタルイラストレーターを志す方々にもポジティブにとらえていただけるのでは、と考えております。
現在『はんどろ』の各機能は最低限のものとなっております。
”対AIイラスト”サービスとして、まだまだイラストレーターの方々にご満足いただける水準に達していませんが、「手描きのデジタルイラスト」の価値に向き合ったコミュニティを生み出していけるよう、サービスの改善を進めてまいります。
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