ウェイブ新規事業企画の挑戦。実写ゲーム『ラブ・スタートアゲイン』制作秘話


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2025年9月4日に、ウェイブは実写恋愛シミュレーションゲーム『ラブ・スタートアゲイン』をリリースしました!

「なぜ実写ゲーム?」「そもそも、どんなきっかけで新規事業って生まれるの?」
今回はそんな疑問に答えるべく、ゲーム制作の裏側を担当した新規企画グループのNさんにインタビュー!

ゲーム制作の経緯や苦労した点、そして「これ面白そう」を形にするウェイブの新規企画の仕事のやりがいなど、根掘り葉掘りご紹介します。

 

『ラブ・スタートアゲイン』とは

一人称視点の高画質映像でストーリーが展開していく、没入感の高い実写恋愛アドベンチャーゲーム。

あなたは主人公の「エイ」として仕事に追われる毎日から突如タイムリープして、過去に戻ってしまうことから物語は始まります。未来を変えようと積極的な選択をしていく中で、個性豊かなヒロイン達とのドラマのような恋愛に巻き込まれていきます。

「あの頃に戻りたい...」誰もが一度は考えたことのあるそんな願望を、”妄想と現実の、ギリギリ現実に近い 側”で起きそうなニュアンスで描きます。憧れの恋愛シチュエーションが詰まったリアル恋愛シミュレーションをぜひ体験ください。

【販売情報】
・タイトル:『ラブ・スタートアゲイン』
・ジャンル:男性向け恋愛アドベンチャーゲーム
・対応機種:Steam®
・プレイ人数:1人
・価格:1,800円(税込) 
・Steam®ストアページ:https://store.steampowered.com/app/3707370/
・公式サイト:https://lovestartsagain.jp/
・公式X(旧Twitter):https://x.com/LoveStartsAgain
・権利表記:©2025 WWWave Corp.

 

インタビュー回答者プロフィール

Nさん

ネットビジネス部 新規企画グループ所属。
2022年2月入社。


新規企画グループで、新規技術を用いた事業を企画して立ち上げを担当。『ラブ・スタートアゲイン』のプロジェクトマネージャー。

 

密着インタビュー!

―なぜ実写恋愛ゲームの制作に至ったのでしょうか?


ちょうど新規企画を検討し始めた頃、縦型ショートコンテンツの消費が急増していたので、実写コンテンツで何かできないか考えていたんです。
その時に同時期に中国で発売された実写恋愛ゲームが市場を形成し始め、日本でも大きな話題となっていました。

そこで、今回は実写恋愛ゲームの制作にチャレンジすることになりました。
今回で実写コンテンツ制作のノウハウを蓄積することで、今後の新規実写コンテンツ制作への参入障壁を下げることも目的にしています。

 

―なぜ「ブラック企業の会社員が過去に戻る」というストーリー設定に至ったのでしょうか?

実は最初に設定を組んだ時には、タイムリープの設定はなかったんです。
ストーリーを考える中で恋愛に至るきっかけを作ることに苦労していましたが、アニメや小説など異世界転生系のコンテンツが人気というのもあり、分かりやすい設定としてタイムリープを追加しました。 

さらに、記憶があやふやな主人公とプレイヤーの情報量が近しい状態になることで、自然に新しい情報を与え、高い没入感が得られると考えたのも理由の一つです。

―ラブスタのここが推し!なポイントを教えてください。


リアリティにはとてもこだわりました。

実写ゲームにありがちな初期の強い違和感を払拭するために、日常の何気ない会話や、キャラクターの自然な行動を重視しています。
実写だからこそ実現できる高い没入感を目指したんです。

狙って肩からずり落ちる服。あざとかわいい!


あと、最大の魅力の一つは、ヒロイン役の方々の名演技ですね。

キャストさんが実際に涙を流したシーンや、カットをかけずに2〜3分間通しで撮影した長尺のシーンもあり、その力量に大きく助けられました。
カメラに向かって繰り広げられる迫真の演技に、スタッフみんな魅了されっぱなしでした!

結構ビールを飲んでいただきました


実は撮影は最低気温が10度に満たない真冬の寒さの中で行われました。夏服のような薄着で熱演していただいたプロ意識には頭が下がります。

ストーカーに襲われかけるシーンが一番分かりやすいんですが、よく見ると吐く息が白いんですよ(笑)

白い息も映ってしまう、最低気温5℃

東京湾沿い、小雨がちらつく最低気温5℃
―制作時に、特にこだわった点は?


大きく2つの軸で、ユーザー体験設計にこだわりました。

1つは「日常の延長線上」と「非日常的な特別体験」のバランスです。
幼馴染や同級生などの身近なポジションのヒロインとは、渋谷や海沿いでのデートなど、ユーザーが「自分にも起こりうるかも」と思える等身大のリアルなシチュエーションを取り入れました。

左:金欠でもできる公園デート 右:金欠でもできるカフェデート

 

一方で、推しのインフルエンサーや財閥令嬢のような、現実離れしたポジションのヒロインとは、着物デートや、ヒロインをストーカーから守るといったドラマチックなイベントを用意しました。
どちらも違った形で楽しんでもらえれば嬉しいです。

左:浅草で着物レンタルして人力車デート 右:スカイツリーの見える高層階ホテルデート

 

2つ目のこだわりは、主人公の一人称視点を徹底したところです。
一般的な実写ドラマだと、主人公がいない間にも別視点でストーリーは展開していくじゃないですか。実は本作にはこの描写が一切なく、主人公が見ていないシーンは映し出さないようにしました。
これも、没入感にこだわったからこそです。

梓彩と香澄のバチバチシーンを、偶然遭遇した主人公が盗み見

 

―制作時に、特に苦労した点はありますか?


今後、海外展開する際に吹き替えの対応もできるように、映像データ・音声データ・BGMなどの音楽データをすべて別にして、後から合成しています。
そのため、それらのデータをすべて合わせた後のチェック作業が発生したのですが、そのデータ数は500以上と膨大なものとなり、チェックは本当に苦労しました…(笑)
今回のノウハウや反省点は、今後の実写コンテンツ制作で活かしていきたいです。

―リリースされてみて、いかがでしょうか?


世の中の反応はやはりすごく気になっていて、SNSの投稿などはとてもチェックしています。
「面白い」「神ゲー」という声もあってとても嬉しいです。
SNS以外にもSteamの口コミなどでも、ぜひ気軽にレビューをお願いします!
あとは社内にもファンが増えてほしいので、社内でもプレイ会をやりたいなと思っています!

―記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!


◎既に遊んで頂いている方へ

まずはご購入いただきありがとうございます。もちろん全ヒロインを攻略していただいたものと思います。
ヒロインキャストの皆さんにはかなり撮影を頑張っていただきましたので、今回の裏話を聞いて確認したくなった方はまた最初からやり直してみてください。
また、レビューという形で感想をいただけるとありがたいです。SNSの投稿もめちゃくちゃ見てます!

実はこのシーンも、風が強い橋の上で最低気温3℃の中撮影!

 

◎これから遊んでいただく方へ

SNSでのライブ配信や動画投稿で盛り上がるように、ツッコミどころや盛り上がりどころを意識して制作しました。
基本的に「普通の人間はいない」と考えていて、人間って基本面倒。そんな面倒なところを普段みんな隠して仕事していたりしますが、「好き」「嫌い」が関わるときって大体その面倒なところが出てる気がします。
それが結構ツッコミどころになって面白かったりするんですよね。

純粋に恋愛を楽しむ回、ツッコミながらゲームを楽しむ回と2回は楽しんでもらえると嬉しいです。

男友達の言動に引くヒロイン達

 

―ウェイブの新規企画グループの仕事のやりがいは何でしょうか?


「これ面白そうじゃん!」というアイデアをゼロから作り上げられることです。
前例がない物であっても、ウェイブが新たに市場を生み出すことができるかもしれない。
今回の実写恋愛シミュレーションゲームも、日本ではまだ市場が出来上がっていない分野です。
そんなまだ世の中にないものを作る時の「挑戦感」にはやりがいを感じています。

新規企画グループの仕事は、まさにウェイブが大事にしている価値観である「Fun」を体現した仕事だと思います。
僕はウェイブに入社前から新規企画を立ち上げる仕事を経験してきて、自分で新たに市場を生み出すことにとても楽しさを感じています。

そのためウェイブの価値観は、自分にマッチしていると感じますし、こういったチャレンジを積極的にさせてくれる会社なので、やりがいを持って仕事ができています。


 

いかがだったでしょうか。
この記事をきっかけに、『ラブ・スタートアゲイン』と、ウェイブの新規事業に興味をもって頂ければ幸いです!
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