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部署の垣根を超えて、「ゼロから物語を創り出す」本気の1日。
10月に全社横断型の創作体験イベント『~編集グループと一緒に!~ 0→1 プロット創作アイデアソン』を開催しました。今回はその様子をお伝えいたします。
📚ウェイブの作品づくりは「原案」から始まる
ウェイブでは、コミックの原案を社内で企画・制作し、シナリオ作成の段階から作家様をサポートすることを強みとしています。
編集部が市場のトレンドやユーザーニーズを踏まえてプロット(物語の原案)を練り上げ、そこから作家様との連携によって独自性の高い作品を生み出す。
そんなプロセスこそが、ウェイブらしい“0→1”の作品づくりの姿勢です。
今回のアイデアソンでは、そのプロット創作という“編集業務の核心”に、普段編集に携わらない社員たちがチームで挑戦。創作のリアルな難しさや面白さを体験し、職種や部署を越えた協働と共創の場として開催されました。
参加者は5~6名の社員チーム+編集部メンバー1名という構成で、全21チームがエントリー。
編集部メンバーはチーム内の“相談役”として伴走しつつ、メインの創作はあくまで編集部以外の社員が担うという本格スタイルです。
✍️与えられたジャンルと制約の中で、創意工夫を凝らす
各チームには以下のジャンルが割り振られ、それぞれのジャンルに合った構成条件とキーワードが課されました。
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少年ジャンル/ラブコメ
少女ジャンル/恋愛ファンタジー
ライトBLジャンル
青年ジャンル/復讐モノ
女性ジャンル/愛憎劇
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さらにプロットには、「必ず入れるべき要素」や「加点対象となるキーワード」も指定され、物語として成立させつつ、創意やオリジナリティが求められる難易度の高いお題となりました。
なお、プロットそのもののAI生成は禁止。
あくまで「人と人との対話・議論を通じて生まれるアイデア」に重きを置いています。
💬活発な議論と笑い、そして真剣なまなざし
当日は会場各所で、思考のスイッチが入ったチームの熱量が渦巻いていました。
「この設定だと主人公が弱すぎる?」「復讐モノなのに最後ハッピーすぎない?」
といった声が飛び交いながらも、編集メンバーを交えて議論が深まっていきます。
アイデアが出たときの歓声、方向性が決まった瞬間の安堵、そして限られた時間内での完成に向けた静かな集中。それぞれのチームが、物語創作のプロセスを全力で取り組んでいる様子が印象的でした。
📣21チームによるプレゼン+編集長陣との質疑応答
グループワーク後には、全チームによるプロット発表会を実施。
完成したプロットを各チーム3分程度で披露していきます。
発表のあとには、編集部の部長・副部長からの質疑応答タイムもあり、
「綺麗に構成としてまとめ上げられていますし、斜め上からの着眼点に驚き、引き込まれました!」
「もう一歩キャラの内面に踏み込むと深みが出るかも…!」
といった鋭くも温かいフィードバックが各チームに寄せられました。
なお、発表中は飲食・飲酒自由というリラックスした雰囲気で進行し、会場には自然と笑顔もあふれていました🍻
🏆結果発表は年末の「WWWave Award」にて!
今回制作された21本のプロットは、全社員による投票で「ベストプロット賞」が選ばれます。
結果発表は、年末に開催される表彰イベント「WWWave Award 2025」にて実施予定。
果たして“最優秀作品”の称号を手にするチームはどこか…。結果はBLOGでお伝えする予定ですので、お楽しみに!
🌱さいごに
「本当にチームでプロットなんて作れるのか?」「難しすぎるのでは?」
そんな声もあった中でスタートしたこの企画でしたが、ふたを開けてみれば、想像以上の熱量とクオリティがそこにありました。物語を“ゼロから生み出す”という体験は、想像以上にエネルギーを使うものです。
しかし同時に、言葉を交わしながら誰かと一緒に世界を作るという過程には、チームでしか味わえない達成感と高揚感がありました。
「原案づくり」を大切にするウェイブは、編集部の皆さんの丁寧な対話と作品に真摯に向き合う姿勢、そして何より創作への熱量に支えられています。
今回のイベントでは、その一端を体験させてもらったことで、“作品の出発点をつくる仕事”の奥深さ、重み、繊細さをあらためて感じることができました。

